食欲低下に注意!ミキサー食の特徴と注意すべきポイント

咀嚼・嚥下機能が重度になるにつれて、食べ物は細かくする必要があります。介護食では、ソフト食の次の段階としてミキサー食があげられますが、ソフト食と異なり形が残っていません。ミキサー食のデメリットと食事形態を変えるうえで注意すべきポイントと紹介します。

【ミキサー食とは?】

ミキサー食とは、通常の食事をミキサーにかけて、出汁などで味を整えたものです。口の中に小さな粒が残らないほど、なめらかな食感になっています。そのため、噛む必要がなく、飲み込むことが難しい人に向いている食事形態です。
水分が多いと飲み込む際にまとめることができず(食塊を作りづらく)に誤嚥につながりやすいため、粘度はポタージュ状が目安です。場合によっては、片栗粉や増粘剤などでとろみをつけることが必要です。

【ミキサー食のデメリットと注意点】

ミキサー食は、噛むことがほとんどできず、飲み込むことが難しくなった人にとっては食べやすい食事ですが、デメリットや注意すべき点もあります。

・見た目が美味しそうではない

食材を全てミキサーにかけてドロドロな状態にしてしまうので、見た目は悪くなります。食感もほとんど同じです。そのため、美味しさを感じられずに、食欲がなくなってしまう場合もあります。一見すると何を食べているのかが分からないため、食欲の減退を少しでも防ぐ方法として、ミキサーにかける前の食事を見せる・メニュー名を伝えるなどをすることが大切です。

・粘度によっては誤嚥をしやすくなる

水分が多いものは飲み込もうという意識がなくても思いがけず喉まで入ってしまい、誤嚥につながる場合があります。ミキサー食は、普通食やソフト食よりも水分が多くなるので、サラサラな状態になりすぎないように注意が必要です。

・必要な栄養素を取るためには量が多くなる

ミキサー食は、通常の食事に必要に応じて出汁などの水分を加えてドロドロな状態にしたものです。そのため、元の食事と比較すると量が多くなります。必要な栄養素を摂取するためには、通常食よりも多めの量が必要になります。

【ミキサー食を作るときのポイント】

高齢者の食事で考慮しなければいけないことは、誤嚥を防ぐことと、低栄養にならないようにすることです。ミキサー食は、場合によっては誤嚥や低栄養につながる可能性もあります。そのため、自宅で作るときは、下記2つのポイントに注意して作るようにしましょう。

・水分量が多い時は「とろみ」をつける。ただしつけすぎには注意!

食べ物によっては、ミキサーにかけたときに水分が多くなってしまう場合があります。水分が多いと、飲み込む意識がないままにのどまで入ってしまい誤嚥につながる可能性があるので危険です。逆にとろみを付けすぎてしまうと、喉に貼りついて飲み込みにくくなってしまいます。サラサラにも、ドロドロにもなりすぎない程度の粘度に仕上げることが大切です。
一般的な目安はポタージュ状ですが、食べる人の飲み込む力(嚥下機能)の状態にあった粘度に調整しましょう。

・食欲減退を少しでも防ぐために、一品ずつミキサーにかけましょう

ミキサー食は、食事をミキサーにかけてドロドロな状態にしてしまうので通常の食事よりも食欲は下がります。「胃の中に入れば一緒だから」「面倒だから」といって、全ての食事を一緒にミキサーにかけてしまうと味も色も全て混ざってしまい、さらに食欲は失うでしょう。
食欲が下がり低栄養にならないようにするためにも、一品一品ミキサーにかけて、元のメニューは何なのかを伝えるようにしましょう。

【食事形態を変えるときに気を付けるポイント】

食事形態は、お食事をする一人一人の身体の状態に合わせたものにする必要があります。しかしその時の状態や状況だけをみてすぐに「この食事形態では食べられない」と判断することはあまり良いことはありません。環境や姿勢、食事介助の方法を工夫し変えてみることで、同じ食事形態でも食べ続けられる可能性もあるのです。

食事は見た目もとても大切です。ミキサー食を見た目で「美味しそう」と思う人は少ないでしょう。ミキサー食など介護食は、見た目よりも食べやすさや飲み込みやすさを重視して作られているものです。見た目の美味しさが損なわれることで食欲が減退して逆に食べられないという事態にならないように、味や調理方法、盛り付け方法を工夫して少しでも美味しく食べられるようにしましょう。

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