低栄養予防に！『3色MCTナムル』

2019.02.14

一般的な油脂よりもすばやく消化・吸収され、すぐに熱量として利用されるMCTオイル。今回はMCTオイルを使ったレシピを紹介します。10分でできる簡単レシピなので、ぜひ作ってみてくださいね。

『3色MCTナムル』の栄養成分と効果

健康効果

MCTオイルは一般的な油脂よりもすばやく消化・吸収され、すぐに熱量として利用されるという特徴を活かし、医療現場やスポーツ分野における栄養補給、さらには生活習慣予防などの様々なシーンで利用されています。

最近では、ケトン体を誘導し脳の栄養になることでボケ予防やアルツハイマー病に、私も臨床研究に参加させていただきましたがん患者への臨床への可能性と注目の幅が広がっています。低栄養になりやすい高齢者向けのオイルとしても大注目されています。

前回、「注目のMCTオイル・MCTパウダーとは？」でご紹介した、MCTオイルをつかって、きれいな彩りで食欲も増し、現代人に不足しがちなビタミン・ミネラルもたっぷりの「3色MCTナムル」をつくりましょう。

［副菜］３色MCTナムル
・認知症予防
・メタボ予防
・動脈硬化予防
・低栄養予防
・腸内環境を整える
・アンチエイジング
・がん予防

作りおき；冷蔵で３～４日保存可能。

栄養成分（一人分）

・エネルギー：１９２kcal　
・たんぱく質：３．９g　
・脂質：１６．４ｇ
・糖質：４．７g
・食物繊維：３．４ｇ
・塩分：１．１ｇ

カルシウム豊富な小松菜、女性様ホルモン大豆イソフラボンの大豆もやし。脂肪を効率よく燃やす効果のカロテノイドの一種であるβ-クリプトキサンチンの赤パプリカ、女性に嬉しい３つをMCTオイルでナムルに。緑黄色野菜に多いビタミンA、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンは、油と一緒に摂取することで吸収率がアップします。

『３色MCTナムル』のレシピ

材料【二人分】

・小松菜：１／２束（１００ｇ）
・大豆もやし：１００ｇ
・赤パプリカ：１個
A
- ・MCTオイル：小さじ２
- ・にんにくおろし（チューブ）：小さじ１／２
- ・塩、いり白ごま　各少々

作り方／調理時間約10分

１．耐熱皿に２～３ｃｍに切った小松菜、大豆もやし、パプリカは縦に薄切りし、ラップをふわっとかけて電子レンジ６００ｗで４～５分。
２．それぞれ水分を切っておく。
３．ボウル３つにそれぞれAをいれ、混ぜ合わせる。２をそれぞれ混ぜる。
４．盛りつければ出来上がり。

おかずだけでなく箸休めに、つくりおきにもオススメです。

監修

管理栄養士　麻生れいみ

管理栄養士・低糖質(ローカーボ）料理研究家・機能性食品研究家・機能性料理研究家・高齢者栄養研究家。日本栄養・食糧学会、日本静脈経腸栄養学会、日本抗加齢医学会会員、食育栄養インストラクター、「食から健康に協会」代表。
・管理栄養士麻生れいみオフィシャルブログ
・食から健康に協会

大手出版会社の編集・ライターを経て、服部栄養専門学校栄養士科卒業。企業の特定保健指導・栄養相談を務める傍ら、病院の臨床研究において栄養療法を監修。医療と予防医学、栄養学を深く結びつける役割を担うべく、料理研究を行う。ダイエット指導においては、自らもやせた経験を基に、これまで約6000人以上に指導。その他、飲食店メニュー開発、調理指導、フードコーディネート、講演等、活動は多岐にわたる。著書に『作りおきでやせぐせがつく糖質オフバイブル』（主婦の友社）、『２０ｋｇやせた！１０分ごはん』（宝島社）、『麻生れいみ式ロカボダイエット』（ワニブックス）、『脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖』（講談社）、『免疫栄養ケトン食でがんに勝つレシピ』（光文社）など多数。